新元号と梅の花
新元号「令和」の発表がありましたね。
令・・・令嬢や令息などの他人の親族に対する敬称。敬う、良いという意味。
和・・・以和為貴(和を以て貴しとなす)。和やか、調和という意味。
新元号の由来となった和歌の梅の花。
大伴旅人を中心とする梅花の宴が行われた場所は、
福岡県太宰府市の「坂本八幡神社」ということでした。
太宰府といえば、皆様ご存知の「太宰府天満宮」ですね。
私はこちらへ行政書士試験の合格祈願のため参拝し、
合格することができました。
それ以外でもちょっとしたご縁のある神社です。
樹齢1000年を超えるとされる有名な白梅。
飛梅伝説になった梅の木です。
東風(こち)ふかば にほひをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春なわすれそ
この和歌は、菅原道真が左遷される際に庭にある梅の花へ詠んだもの。
主人のことを慕っていた庭木は、実は梅だけではありません。
桜は、道真が遠くへ行ってしまうと知って悲しみのあまり枯れてしまった。
松と梅は、道真の後を追うように空へ飛んだ。
松は、途中で力尽き摂津の国(今の兵庫県)に降り立ち根を下ろしたものの、
枯れてしまったという。※
梅は、見事その日1夜のうちに太宰府へ飛んで根を下ろした。
※板宿八幡神社の境内に飛松社として株が保管されています。
引用:太宰府天満宮HPより
1300年前に詠まれた当時だけでなく、元号が新しくなる現代でも
同じ花を愛でるというのは大変ロマンを感じます。
早春の寒い中で咲かせる梅の花。
とても凛として好きです。
合格した年の試験の時に身に着けていたブレスレットと同石のブレスレットは、
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